お知らせ

上がり症?それとも・・・

「こうちさんぽメールマガジン」2008.4月号より

メンタルヘルス担当相談員 伊藤 高

大勢の前でプレゼンテーションするとき、どうしても緊張してしまいますよね。特にここ一番という時に・・・それは誰もが経験する当たり前のことかも知れません。 しかし、人前に立って皆の注目を浴びて、何かパフォーマンスしようとすると、心臓がバクバク、胸も苦しくなり、呼吸も・・・そして手に汗を握り、手足が震える、声も裏返ってしまう、胃もきりきりと痛んで、不安感で頭が真っ白になり、何もできなくなる。もし、今度そのような場面に遭遇したら、どうしようかとそれだけで不安になってしまう。ここまでの悩みを持つ人は少ないかも。これは、単なる上がり症ではなく、社会不安障害という病気の可能性があります。脳の奥の方にある扁桃体という、不安や恐怖を司る部分の感受性が高くなっているからだとも、言われています。誰かと食事をするとか、初対面の人や権威のある人と話をするとか、人の前で文字を書くなど様々な場面で同じような症状が出る人もいれば、ある特定の状況でのみ生じる人もいます。これらに対して、選択的セロトニン再取込阻害剤(SSRI)の継続的な内服や、抗不安剤やβ阻害剤の頓服等の薬物療法が有効です。さらにこれに加えて、それまでは苦手で逃げていた場面に、あえてチャレンジして自信をつけていく、行動療法的なアプローチも必要です。もし、人前が苦手で苦労されている方がおられたら、是非心療内科あるいは精神科の門を叩いてみて下さい。人生が変わるかもしれません。では苦手で逃げていた場面に、あえてチャレンジして自信をつけていく、行動療法的なアプローチも必要です。もし、人前が苦手で苦労されている方がおられたら、是非心療内科あるいは精神科の門を叩いてみて下さい。人生が変わるかもしれません。
では苦手で逃げていた場面に、あえてチャレンジして自信をつけていく、行動療法的なアプローチも必要です。もし、人前が苦手で苦労されている方がおられたら、是非心療内科あるいは精神科の門を叩いてみて下さい。人生が変わるかもしれません。

ご相談・ご要望を受け付けています。

ご利用時間:午前8時30分~午後5時15分(土・日曜日・祝祭日、年末年始除く)

PAGE TOP